那須川天心選手と武尊選手を3つ比較。高校生活の違いなど

立ち技55㎏を背負う
2人のアスリートについて、
「ファイトスタイル」「所属ジムの方針」「高校生活の違い」
等の観点から比較してみました。

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ではまず1つ目から。


① ファイトスタイル

まずは一番分かりやすい部分である、
ファイトスタイルから。


・KO勝ちを意識する姿勢

2人に共通しているのは、
とにかく相手をノックアウトする率が高いこと。

軽量級好きなら耳にタコでしょうが、
「軽量級はKOが少ない」という通説を覆してくれる2人です。


それだけ倒せる攻撃を持っているということは当然すごいですし、
リスクのある場面でもちゃんと逃げずに打ち合いに行く
という戦い方もすごくかっこいい。



・前に出る武尊と、カウンター狙いの天心

「違い」という面で言えば、
武尊選手は「強引にでも距離をつめて打ちあいの距離にする」
という場面が目立ちます。


那須川選手は、サウスポーという事もあり、
基本的には自分の距離を保ちながら
「いかに自分はもらわずに、自分の攻撃だけを当てるか」
という能力の高い人。


それぞれ闘い方は違うけれど、
ほとんどの試合で倒す場面を作り出す有言実行の力がすごい!

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② それぞれの所属ジムの方針

当然、「生まれ持った資質」というのはある訳ですが、
彼らはそれだけではなく
しっかりとキツイ練習をし続けてきている2人でもあります。


・「考える」教育

那須川選手が所属している内の1つが「チームTEPPEN」。

彼のトレーナーについている岡本さんという方は
自身がプロの格闘家として大きな実績を挙げられた方ではなく、
だからこそ
とにかく「考える」ということを意識した教えを実践されています。


格闘技雑誌のGONG2015年10月号の中で、

岡本さんはそのインタビューで

「トレーナーとして、セコンドとして
常に『この状態になったらどうしようか』とは考えていますけど、
『こうしろ』ということは言いません。」


と答えています。


必ずしも、良い選手だった人が良いトレーナーになるという訳ではなく、
逆を言えば、選手として大きな実績が無くても
トレーナーとしては大きな結果を出せる人だっている
訳で、
そういう意味で、彼は指導者として優れている考え方をしているのでしょう。



・止められてもやりたがる姿勢

武尊選手のいるチームドラゴンは、
前田健作会長が、優しくて温かくも
相当厳しい練習を課す
ことでも有名。

スパーリングで披露して倒れ込んでいる選手を見て、
「まだできるよね?立って」と再び練習をさせることもあったそう(こ、怖いw)


しかし武尊さんは練習も一生懸命で
周りが「もうできないよ」と止めているにもかかわらず
「まだできる。やらせろ!」と無理やりにでも練習を続けようとするほど。

彼の試合やインタビューを見ていれば、
その熱い姿勢は直接見たことが無くても容易に想像できますね。

そのひたむきさこそが
一番の強さの理由なのかもしれません。

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③ 高校生活の違い

他のスポーツ同様、
格闘技もまた、どんどん優良な選手の若年化が進んでいますが、
彼らが格闘技を始めた年齢も早かった訳です。


・天心は高校生でプロデビュー。武尊は甲子園予選敗退。

那須川選手は、5歳から極真空手を、12歳からキックをはじめました。
一方の武尊選手は、8歳から空手、15歳でキックをはじめます。

これだけ幼いころから格闘技に触れていれば、
闘うことが特別でも何でもなく
当たり前のことのように思えるでしょうね。



そして、天心さんは中学時代まででアマチュアで100試合以上をこなし
高校生でプロとしてデビュー。
連勝を重ねます。


武尊さんは、高校時代にK-1甲子園に出場しますが、
当時の独特のルールに苦戦してしまい予選で敗退。

しかし、その時に前田会長に出会えたおかげで、
今のチームドラゴンの彼がある訳ですから
ある意味結果オーライだったのかもしれないですね。



・家庭の教育方針

那須川さんが最初に空手を習ったきっかけは
お父さんが彼に礼儀を教えたかったからという理由です。

特に「プロの格闘家になれ」と言われたことはなく、
その成り行きで現在まで格闘技を継続しています。


武尊さんもまた、家族にプロを強要されるということは無く、
彼がプロになるべく上京しようとしていた際も
「2年で結果を出せなかったら辞めてきなさい」
という約束をしていた
ほど。

始めたきっかけ自体は
2人とも家族に連れられて、という形ですが、
その後継続して続けているのは
当然のことですが、他でもない自分の意思なわけです。

     

終わりに

千葉県にある高校から夢を叶えている、162cmという小柄な青年と、
鳥取から上京してKrush、そしてK-1のチャンピオンになった青年。

どちらもとても魅力的です。


個人的に好きなのは
彼等が「楽しそうに試合をしている」ということ。


魔裟斗さんは「真剣そのもの」という表情で
緊迫感漂う試合をされていましたが、
それとはまた違う「闘う事を楽しむ」というのを感じられるのも
大きな魅力の1つ。


これからも面白い試合をたくさん見せてくれることでしょう!
彼らの活躍に期待です。

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