セームシュルト選手は最強だったのか?6度の負けから考察

K-1で4度の王者になり、
当時人類最強なのではないかと言われたセームシュルト選手の

立ち技での3つの強み
そして6回の敗戦のその理由を考察しました。

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「立ち技最強」を感じさせる3つの強み

僕が思う、彼の3つの強さを紹介します。


① どの攻撃も強い

左ストレートともとれるような
強力なリードジャブを打っていたのが印象的でした。


一見ジャブのように見えるのに、
1発当たると効いてしまうという不思議。

「レンガで叩かれているよう」と称されるその破壊力たるや
相当なもの
だったのでしょう。


あの打たれ強い事で有名なレイセフォー選手も、
カウンターの左ジャブ(ストレート?)でKO負けしていたくらいですから。



② どの距離でも戦える

上背のある選手の場合、
大抵は至近距離まで詰められると劣勢に立たされる選手が多いのですが、
彼は近い距離でも効果的なひざ蹴りを持っていたため
懐にまともに入らせる場面はほとんどありませんでした


そして遠い間合いだと
当然リーチのあるシュルト選手が相手選手より有利に戦えるので、
相手からすればほぼ八方ふさがりな訳です。


個人的には、解説の魔裟斗さんが
「魔裟斗さんがヘビー級の選手だったらどう戦うか?」
という質問に対し、

「俺は無理ですねー」
と答えていたのが印象的でした。


70kgでは世界王者にまでなった人が「無理」って
実質穴が無いってことですからね。



③ 現役の全K-1王者に勝っている

圧倒的な勝ち星の数だけではなく、
その勝っているメンツが、アーツ・ホースト・レミー・ハントなどなど、
世界王者やそのクラスの選手ばかり



それだけの面々に、ほとんどの試合を大差で勝ってきたのですから
実質最強と言えるのではないでしょうか。

少なくとも僕はそう思っています。

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6度の敗戦の理由

彼がプロとして行った立ち技の50試合のうち、
敗戦はたったの6度のみ


バダハリ戦選手に1度、ピーターアーツ選手に3回負けていますが、
彼の弱点は「懐に入られること」


前述の通り、
至近距離であってもひざ蹴りがあるため
相手は容易には戦えない訳ですが、

バダハリ氏は、それをさせないくらいの圧倒的なスピード
アーツ氏は、多少の攻撃をもらっても下がらない体の強さと
間合いの取り方の上手さ
があったため、
ペースをとれずに負けてしまいました。


しかし、バダ選手にもアーツ選手にも
勝ち星もとっていますから、
一概に彼らより弱いとはいえません。
(むしろ強いと僕は思っています)



その他、身長218cmのチェホンマン選手にも判定で負けているのですが、
(シュルト氏は身長212cm)
「自分のより大きな相手」と闘うなんてほとんど無かった経験でしょうし、
間合いの取り方がいつもとは違ったこと、

またホンマン選手も打たれ強く
圧倒的な格上相手にもかかわらず決して引かなかったことが
勝因
と言えます。




終わりに

彼は決して体力の衰えなどで引退した訳でも
「強いまま引退したい」と豪語していたわけでもなく、
残念ながら心臓病による体調の問題での引退だったのですが、
約10年近く、立ち技のトップで活躍してくれたことに心から感謝したいです。


彼のようなポジションの選手がいてくれたからこそ
他の選手が「打倒シュルト」を掲げて熱く闘ってくれた


そういう意味で、
彼がいたからこそK-1は人気が上がり、盛り上がったのだと僕は思っています。


また、立ち技ほど目立ってはいませんが、
総合ルールも40試合以上やっており、
ヒョードル戦やハリトーノフ戦は格闘技好きの間では有名な試合です。



現在、彼は「Fight Game Academy」にて後進の育成に励んでいます

是非ぜひ、強い選手を育てて
今後の格闘技を裏から引っ張っていったもらいたいです。

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