フォレストガンプなんですけど、
心打たれる言葉が
いくつもありました。
名言の多い映画の1つです。
特に、トムハンクス演じる、
主人公の真っ直ぐな言葉。
他のキャラクター達は、
彼ほどはピュアではありませんが、
彼に触発されるように
心の美しさを感じられます。
今回は、
そんな彼等の中で、
とても美しい言葉達を
18個紹介します。
主人公の11の言葉
主人公フォレストのセリフは、まっすぐで心に突き刺さるものばかりですね。
1.
人生はチョコレートの箱、開けてみるまで中身は分からない多分これが一番有名なセリフかな?
ベンチに座ってる彼が、
バスを待っている人に話しかける際に言った言葉。
チョコを渡すのは、
ジェニーにも頻繁にやってましたね。
フォレストはホントにいい奴ですけど、
突然ベンチで隣になった人に声かけられて、
「チョコいりますか?」
って言われたら面食らう気もしますが(^_^;)
2.
あの世界一優しい声は、絶対忘れない。
3.
あんなキレイな子を見るのは、
生まれて初めてだった。
まだ足の矯正をしている頃の幼い彼が、
バスに乗り込んで、初めてジェニーを見た時に。
初恋ってやつですね。
初恋自体はほとんどの人が経験するものですが、
彼のすごい所は、
それを何十年にも渡って一途に思い続けたこと。
心の美しさを感じたセリフでもありました。
4.
バカをする人がバカなんだ。「バカ」という概念を皮肉るような言葉。
英語で表すと、
tupid is as stupid does.となります。
5.
バーバを探さなきゃいけないんです!戦争中、一緒に漁船に乗って
エビ獲りをしようと約束したバーバのため、
ダン中尉の命令を振り切って放った言葉。
普通なら、
寝ても覚めてもエビの話ばかりするような人は
一緒にいたら疲れてしまいそうなものですが、
フォレストは彼の想いを真っ直ぐに受け止める
器の大きさがありました。
6.
君を殴ったりするからいけないんだ。ジェニーに手をあげた彼女の男に切れた後、
彼女に言った言葉。
彼は、ほとんどのことでは感情的にはなりませんが、
ジェニーのことになると怒りが爆発。
真っ直ぐな性格であるがゆえに、
大切な人が傷つけられることが耐えられないのでしょうね。
7.
僕は頭は良くないけど、ジェニーにプロポーズした後に。
愛がどんなものかは知ってるよ。
個人的に一番印象に残ったセリフです。
キャラクターの中で、
誰より愛を知っている人物かもしれません。
8.
その日、別に訳もなく、彼女が家を出て行って、
僕は「走ろう」って決心した。
抜け殻のようになったしまった後、
彼が突然始めたのは「走る」こと。
幼いころ彼女に「走って」って言われたその事を
無意識に覚えていたのかもしれません。
9.
君は土曜の朝に死んだ。2人で遊んだその場所にお墓を建てるって、
僕達の木の下に、君は眠ってる。
ロマンチックだけどとても切ないです。
終盤のシーンが感動するのは、
お墓の場所をここに選んだことが大きいと思います。
10.
ジェニー、僕は分からない。素敵な言葉です。
ママが正しいのか、それか、ダン中尉が正しいのか。
本当はみんな、それぞれ運命を持っているのか、
それとも、みんな風に吹かれて漂っているだけなのか。
でも僕は両方だと思う。
多分両方が同時に起きるんだと思う。
運命は決まっているものなのか。
運命は自分で決められるものなのか。
それを「両方」と言うところに、
彼の柔和さと優しさを感じました。
11.
寂しいよ。何かいるものがあったら、お墓の前でジェニーに向かって。
すぐそばにいるからね。
トムハンクスの「寂しいよ」って言った時の演技、
個人的には最高でした。
こんなに「いい寂しさ」を感じられる映画、
そうそうありません。
その他のキャラクターの言葉
フォレスト以外にも、名言を言っているキャラクターを3人ほど。
ダン中尉
12.オレの運命は名誉の戦死だ。13.
こんなはずじゃなかったんだ。「死に方」を考えているダンの考え方。
立派に死にたかった。
勇敢な中尉ダン・テイラーとして。
共感はしませんけどカッコイイとは思えます。
「お前のせいで最期を迎え逃した」という、
大きな怒りの感情を感じましたが、
このセリフのかなり後に、
フォレストに感謝をするシーンもあって、
絶望もあるけど、生きていればいいこともあるんだ
というメッセージを僕は受け取りました。
14.
よりによって、お前に名誉勲章をくれるとはな。久々に主人公と会った時の
ダン中尉の皮肉交じりの愛情表現。
無精ヒゲと無造作なロングヘアに
「雰囲気変わったなー」という印象を受けました。
15.
こいつをバカ呼ばわりするな!フォレストを「バカ」と言った女に対して。
時間は経って、関係が変わっても、
「中尉は中尉なんだな」と思わせる言葉。
余談ですが、
僕はこの役を演じたゲイリー・シニーズ氏は、
ホントに義足の俳優さんなのかと思っていました。
足の部分は、ただの合成だったのね(^_^;)
ジェニー
16.
走るのよフォレスト、走って!「走る」という行為が1つのポイントになっているこの映画。
その最初のきっかけのが、
幼少期の彼女のこのセリフ。
この直後、
彼の足の矯正が外れて、
いきなり俊足で走りだせるように!
「すげーかっこいい」
「愛の力は偉大」と思う一方、
「そんなご都合主義なww」
というツッコミもしたくなる場面でした。
17.
祈ってフォレスト、私と一緒に。父との暮らしに苦痛を感じている彼女が、
私をどうか鳥にして下さい。
そうすれば、うんと遠くへ飛んで行けます。
フォレストに対して頼んだ言葉。
「走る」という行為ともう1つ、
「羽」というのもポイントになっていましたね。
彼女の場合は、
「飛び降りる」ことだったり
「命を終える」意味もあることだったので、
少し悲しくもあるものでしたけど。
母の言葉
最期にフォレストのお母さんの言葉を1つ。18.
死は人生の一部なんだから。ここまで自分の「死」を受け入れられてるってすごいです。
誰でも持ってる運命よ。
自分が最期を迎える時、
こんな風に思える自信がありません。
そしてそれ以上に、
フォレストの立場になったら、
悲しくてたまらなくなると思います。
同じ部屋で、
母の死と妻の死があって、
この映画の終盤は胸が苦しくなります。
おわりに
少年漫画の王道の主人公って、「夢」と「恋」が別物として描かれることが多いです。
ドラゴンボールの悟空なんかはその典型で、
「バトルはバトル。チチとの恋愛は恋愛(それもオマケ程度に)」
って描かれ方をしますが、
この映画は
「夢」と「恋」が同じレールの上にあったように思いました。
どうして突然フォレストが走り出したのか?
ジェニーが昔に「走って」と言ったから。
そんな気がしてならないのです。
彼の場合は、
自分と関わりを持った人のほとんどを大切にするタイプなので
そういう意味では、
悟空みたいな、少年漫画の主人公的かもしれませんが。
そういうところも含め、
好きな映画でした。
フォレスト・ガンプ 一期一会 [ トム・ハンクス ] |
以上です。
読んでくれてありがとうございます。
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