って衝動に駆られた人、
多いんじゃないかと思います。
僕もその一人です!
ミュウツーがメインのポケモン映画、
「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」も公開されましたし、
ゲームのX・Yシリーズでは、
博士から初代御三家のヒトカゲ・ゼニガメ・フシギダネをもらえたり、
赤緑シリーズを思い返してしまうような場面が多い気がします。
また、ポケモンアニメの特別版として作られた
「ポケットモンスター ジ・オリジン」の予告PVの、
『ポケットモンスター 赤・緑』を遊んだみんなへって入りに、
「自分のことだああああああああ」
って思った人が、いったい何人(何十万人?)いたことでしょう。
ちなみにこのPVです
「ポケットモンスター ジ・オリジン」プロモーション映像
ネット上の書き込みで、
「赤緑じゃなく青バージョンだった」
「ピカチュウ版だったけど」
ってコメントも多く見られましたけど、
まあそこは同じ意味ですやんw
『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』を遊んだみんなへ
って読み上げてもゴロ悪いですしねw
で、気持ちが再燃したからやり直したい!と思った時に、
折角だから、アドバンスのリメイク版をやってみようか
やっぱり、原点のゲームボーイ版をプレイしようか
迷いはしませんか?
そこで、
『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』を遊んだみんなに、
ゲームボーイ版とリメイク版の違いを、
具体的な設定内容の変更点から解説します。
1.ポケモンの数が増加
リメイク版は、当然世界観は赤・緑ですが、システム自体はルビー・サファイア版の仕様になっています。
存在しているポケモンは、
151匹ではなく386匹。
本来は金銀バージョン以降で出てくる、
エンテイ・ライコウ・スイクンもゲットできます。
良く言えば、
初代よりたくさんのポケモンを使用できますし、
悪く言えば、
初代より図鑑の完成が難しくなっています。
(ただ、カントー地方は151匹のみで進みます)
2.使用可能な技も増加
技の種類は、ルビー・サファイア以降のソフトをやってない人は
聞いたことのない技もいっぱい出てきますし、
ひでんマシンも5つから8つに増えています。
また、とくせい(特性)という、
そのポケモンの種類ごとに設定されている能力も追加されています。
例えば、
ピカチュウは全て「せいでんき」というとくせいを持っていて、
戦闘中にピカチュウを攻撃した相手の方が
30%の確率でまひ状態になります。
また、ピカチュウを先頭にして草むらなどに行くと、
ビリリダマやエレブーなどの
電気タイプのポケモンに遭遇しやすくなります。
新しい要素を楽しめる人は良いですが、
純粋な初代の世界観を楽しみたい場合は
ここら辺はしっくりこない部分かもしれません。
3.新イベントが追加されている
グレン島を越えたところで、「ナナシマ」という場所が出てきます。
そこを通らなければ全クリできないので、
「おまけイベント」ではなく、
がっちり「必須の追加イベント」となっています。
また、ミニゲームなども追加されていますよ。
4.細かい設定の変更
モンスターの出現率や、技の命中率も一部変わっていますし、四天王が使うポケモンのレベルなども若干異なります。
主人公の性別も選べるようになり、
自転車だけでなく、ランニングシューズという道具もあるので、
屋内でもダッシュができます。
一度闘ったトレーナーとまた闘うことができる、
バトルサーチャーという道具も増えました。
全部のトレーナーと戦い終えた後の、
あの廃人達(?)みたいな雰囲気を変えられるわけですw
5.映像の綺麗さ
ポケモン赤緑は、1996年にゲームボーイソフトとして発売されました。
ファイアレッド・リーフグリーン(FR・LG)は、
それから8年後の2004年に、ゲームボーイアドバンスソフトとして発売。
やはり、8年の時間差があると、
ゲーム映像は相当進化しています。
アドバンスも、
3DSの映像美と比べてしまえば月とスッポンかもしれませんが、
それでも、綺麗な映像でやりたいならリメイク版を選びましょう。
まあ個人的には、
GB版の、あの何とも言えない殺伐とした雰囲気も好きなんですけど。
6.バグが少ない
初代赤緑シリーズは、バグが多いことでも有名だったりします(^_^;)
当然といえば当然ですが、
そういう事はほとんど起こらないようになりました。
(とはいえ、ちょっとはあるのですが)
でも、ミュウを出現させる裏技など、
バグがあったからこそ良かった事もあったと思います。
その裏技がなければ、
ポケモンは全部で150匹で、
ミュウとミュウツーが闘う映画も作られなかったかもしれませんから。
(そんなことはないか?)
7.ゲームキューブソフトと連動
赤緑シリーズでは64の「ポケモンスタジアム」シリーズが連動していましたが、リメイク版は、ゲームキューブの
「ポケモンコロシアム」「ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア」と連動。
ポケスタ同様、
テレビゲーム上で育てたポケモンの対戦ができますし、
ダブルバトル(2 vs 2 バトル)も可能。
さらに、ストーリーモードもあるので、
「ポケモンXD」のエンディング後には、
GBAで育てたモンスターを、
物語の世界に連れてくることもできます。
8.3DSなどのソフトにも連れて行ける
ポケモンの醍醐味の1つは、
育てたポケモンを他のソフトに連れて行くことだと思いますが、
残念ながら、ゲームボーイシリーズのポケモンは、
GBA以降のソフトに連れて行くことはできません。
逆を言えば、
GBA以降のモンスターもゲームボーイ版の方には行けないので、
分離した世界のどっちが良いか決めておいた方がよいでしょう。
リメイク版であれば、
3DSのソフトに連れて行くことも可能です。
ただし、
ワイヤレスアダプタ・アドバンス用通信ケーブル・ゲームキューブの連動ソフト
のどれかが必要ですし、
ルビー・サファイアや、DSのソフトを経由する必要があります。
やはり8年という時間差があるだけに、
良くなかったところは改善され、
新しい要素が随所に詰め込まれています。
なので、機能性だけを考えればリメイク版が良いと思いますが、
個人的には「どっちも捨てがたい」って感じです。
初代をやっていた方が、
「故郷に帰って来た」みたいな安らぎもあるのでね。
つまるところ、
新しいワクワク感が欲しいならリメイク版が良いですし、
変わらないものに触れたいなら初代が良いと思います。
やる気のある人は、
初代をやってからリメイク(またはその逆)をやって、
違いを肌で感じてみるのも良いでしょう。
他のシリーズとは違う空気感の赤緑シリーズ
「リメイク版も赤緑シリーズの1つ」と考えると、現在6バージョンのポケモンシリーズが出ているのですが、
「赤緑シリーズが一番好き」って人は多いと思いますし、
僕もこのシリーズが一番好きです。
理由は人それぞれ、
「一番最初にやったポケモンだから」とか、
「ポケモンといえば151匹」など、
色々あると思いますが、
個人的に、
(リメイク版も含めて)赤・緑シリーズが他の5シリーズと一番違うと感じるのは、
時間という概念がないことです。
その事について、
畠山けんじさん・久保雅一さんの著書、
「ポケモン・ストーリー」の中で語られています。
ポケモンセンターって、
普通のRPGでは宿屋になるんですよ。
で、なんで宿屋にしないでポケモンセンターなんだ
っていうのがあったんです。
そうしたら、田尻さん(ポケットモンスター原案者)は、
あれは少年の夏の日の1日のお話なんだっておっしゃったんですね。
自分が子供の頃、
夕暮れになると非常に淋しくなった。
夜になるのが非常に悲しい。
遊んでた時間が、永遠に続けばいいのにって思うんですよ。
それをポケモンで表現したかったって言うんですね。
だからあれは、実は夜がないんですね。
金銀バージョン以降、昼・夜の概念ができたので、
夜しか出現しないモンスターなども出てきて、
やり込み要素が増えたわけですが、
逆を言えば、
ずっと昼の状態なのは初代シリーズしかない訳で、
あの、ずっと夏の1日が続くような空気感が僕は好きです。
世界を救うとかそんな大それた目的じゃなく、
夏休みに自転車を漕いで
遠くの公園や、隣町に遊びに行くような、
ちょっとワクワクする冒険の続きを感じられるので。
どんどん新しく面白い要素を取り入れているポケモンシリーズですが、
夜がなかったり、行ける地方の数が少なかったりする、
要素が少ないからこそのメリットもあるのではないでしょうか。
まとめ
以上の変更点をあらためてまとめると、・存在しているポケモンは、151匹ではなく386匹
・技の種類や、とくせいなどの能力も増えている
・ナナシマなどの新たなイベントも追加
・ランニングシューズ・バトルサーチャーなど、細かい機能も追加
・映像が綺麗になっている
・バグが大幅に修正されている
・ゲームキューブソフトと連動
・他のソフトにも連れて行くことができる
という感じです。
簡単に言うと、
大きな部分が同じで、細かい部分は結構変わってる
という事です。
その変更点が嬉しいか嬉しくないか、
気になるか気にならないかは人それぞれなので
一概には言えませんが、
個人的には、
技が増えてるってかなり気になりますねw
あと、追加イベントも「やってもやらなくてもクリアできる」
くらいの設定が良かったです。
あくまでも、
僕の感想ですが。
以上です。
読んでくれてありがとうございます。
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