物語の全あらすじと、主な8人のキャラクターを簡単に紹介します。
今回紹介するのは、
映画の方ではなく原作の文学のストーリーです。
内容を知りたい方、忘れてしまっている方は
参考にしてもらえたら嬉しい限りです。
8人の主要キャラクター
まずは、物語に登場する8のメインキャラを最初に紹介しておきます。
あらかじめ分かっておいた方が
話が簡単に入ってくるはずなので。
主人公
①ドロシー:この物語のヒロイン。②子犬のトト:序盤から一緒にいます。
途中で仲間になる3人
③かかし④きこり
⑤ライオン
その他の人物
⑥北の魔女:味方⑦西の魔女:敵
⑧オズ:願いを叶えてくれる??
では、ストーリーを紹介しますね。
全あらすじ
①竜巻に巻き込まれ、異世界へ
ヒロインのドロシーは、おじさん・おばさん・そして子犬のトトと一緒に暮らしていました。
そしてある時、
彼女の住む場所にそれはそれは大きな竜巻が起こりました。
彼女は、おじ・おばに連れられて地下に避難しましたが
子犬のトトが見当たらないため、
2人を振り切ってトトを探しに!
トトはすぐに見つかりましたが、
竜巻が彼女たちのいた家ごと飛ばしてしまいました。
気がつくとそこは花畑の見えるキレイな場所。
そしてそこにいたのは「北の魔女」。
彼女はドロシーに「東の魔女をやっつけてくれてありがとう!」
と感謝を告げます。
後ろを振り返ると、
悪い東の魔女が、彼女の家の下敷きになっているではありませんか。
北の魔女はドロシーに、
その東の魔女が履いていた銀の魔法の靴を履かせ、
そして東の彼女は消えていきました。
ドロシーが「家に帰りたい」と告げると、
北の魔女は、オズの魔法使いの元に行き、
願いを叶えてもらうようアドバイスしました。
②3人の仲間と出会う
オズの元に向かう道中、かかし・ブリキのきこり・ライオンの3人(匹)に出会いました。
かかしには「本当の脳みそ」、
きこりには「心を持てる心臓」、
ライオンには「弱さを治す勇気」をオズに授けてもらおうと思い、
トトと5人旅を共にします。
オズのいる場所に着くと
「魔法の靴を履いている」ことが評価され、
彼女達は建物の中に入ることを許可されます。
③願いを叶えてもらうため、西の魔女討伐へ!
オズは「大きな顔のみ」の存在でした。それぞれの叶えて欲しい願いを伝えると、
「西の魔女を退治することが条件」と言われ、
一行は西へ向かいます。
それを知った魔女は怒り、手下達に彼らを攻撃させ、
さらに「その魔法の靴をよこせ」と要求。
ドロシーがそれを断ると、
彼女はドロシーを、自分の奴隷にしてしまったのです。
そんな奴隷の日々が続いたある時、
魔女はドロシーの足を引っ掛けて転ばせ、
そのすきに脱げた靴を奪い取ります。
それに怒ったドロシーは、魔女にバケツの水をふっかけます。
すると魔女は、水が弱点だったようで、
みるみるうちに溶けてなくなって行きました。
④無事に元の家に帰還
オズの元に行き、魔女を退治したことを告げましたが、その時に、実はオズの正体は、特殊な力を持っていない
ただの人間のお爺さんだということが判明。
「大きな顔」の存在はダミーで
裏でそのお爺さんが操作しているだけだったのです。
約束のものを渡すことはできませんでしたが、
彼はそれぞれに「おがくずの脳みそ」「布切れの心臓」「勇気の出るジュース」、
そしてドロシーには「気球」をプレゼント。
気球に乗って元の場所に帰ろうとしたのですが、
トトがそのタイミングで逃げ出してしまったため
乗れないまま気球が飛び立って行ってしまったのです。
落ち込む彼女のところに
再び、最初に出てきた北の魔女が現れ、
「魔法の靴を3回打ち鳴らしてごらん」と言います。
言われて通りにすると、
なんとあっという間に元いた世界に戻ることができたのでした。
個人的な感想
僕の感想ですが、「良く出来た作品だなー」という気持ちです。日本昔話は、比較的内容が少なくて分かりやすいものが多いのですが
この作品は、異世界に行って仲間を見つけるだけにとどまらず、
魔女の討伐や魔法の靴の意味などの後半意味をなしてくる展開で、
中身の詰まった話だと言えます。
日本の作品でも「桃太郎」という不動の名作がありますが、
3匹の仲間を作ったり、敵を倒しに行く展開は一緒ですが、
あらすじでは端折りましたが
3匹それぞれにスポットが当たる展開もあったり、
魔女が東西北と出てきたりして
よりこちらの方が奥行きのある感じがしました。
大人になった今読み返すと、
こちらの方が読み応えがあって面白かった半面、
これを初めて絵本で読んだ幼稚園生の時は
内容が当時としては難しくて入ってこなくて、
「オズは読みたくない」となっていた記憶があります。
もし小さなお子さんに読み聞かせるなどの機会がある方は
この作品をお子さんが理解するには
もしかしたら難しいかもしれない、ということも知っておいてもらいたいです。
終わりに
映画化やミュージカルとしても演じられてる名作ですし、あまり知られてはいないかもしれませんが
全52話でアニメ化もされています。
今回紹介したのは「原作の児童文学」ですので
それらとは内容が少々異なるかと思います。
もしご興味を持たれましたら、
上記の作品もふれてみてはいかがでしょうか。
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