ホウオウとルギアは「昼と夜」がモチーフ?製作者の言葉から考察

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ポケモンの金銀や、
ハートゴールド・ソウルシルバーを象徴するポケモンの、
ホウオウとルギア

彼等2匹の「関係性」について
知っていますか?

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言わずもがなで、
2体は「金銀バージョン」の
パッケージのデザインとして使われていますが、

この2匹が使われたのには、
製作者の考えがありました。


今でこそ何シリーズも続いているポケモンですけど、
金銀製作当初は、
「これをポケットモンスターシリーズの最後にしよう」
という考えのもとで作られていたので、

他のソフトよりも特別な印象を受けます。


今回は、
そんな2匹のポケモンの関係について、
製作者のインタビューを交えてまとめました。




製作者が語った誕生秘話

赤緑シリーズからポケットモンスターの
ゲームクリエイターをされている森本茂樹さんが、

雑誌「Nintendo DREAM (ニンテンドードリーム、通称ニンドリ)
2009年 11月号」の中で、
ホウオウとルギアの関係性についてこう語っています。


「イメージとして
【太陽と月、昼と夜、陰と陽、海底と天空、上と下】
というような意味を持ってます。

太陽と月、昼と夜というようなイメージは、
ホウオウとルギアが元々、
ポケットモンスター 金銀で追加された
時計機能の昼と夜の世界観の中で生まれたポケモンであるからです。


なるほど。
僕は言われるまで全然気付かなかったですね。

ああ、言われてみれば確かに!って納得しました。


金銀や、HGSSのオープニング場面でも、
「空を飛んでいるホウオウ」と、
「海を泳いでいるルギア」が描かれていますし。



赤緑版では、
リザードンとフシギバナ(後にカメックスとピカチュウ)
がデザインされていて、

伝説のポケモンも、
「サンダー・ファイヤー・フリーザー」と、
2体ではなく3体なので、


「2つの対極性」というのを描いたのは、
この2匹が初めてだった訳です。


「ミュウ・ミュウツー」の2匹の関係は、
「対極」じゃなく「同族性」ですしね。


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アニメで2匹のモンスターは、いつ登場した?

「ゲーム本編」では、
金銀発売の同じタイミングで登場した訳ですけど、
「アニメ」では、
2体が出てきたタイミングは違いました。


ホウオウは「アニメ第1話」

まずホウオウは、
記念すべきアニメの第一回放送のラストで、
「ポケモン図鑑には載っていない伝説のモンスター」
として青空を飛んでいきます。


これは今見返すと、
いかにも冒険アニメの第一話っぽいカッコいい演出です。


僕はこれをリアルタイムで見てはいたんですけど、
当時僕はまだゲームを持っていなかったので、

「??終盤に出てくるポケモンかな?」
くらいにしか思って無かったので、
演出の意図がよく分からなかったんですけどね。


劇場版でもホウオウは再登場。
第1話に近しい演出ですね。




ルギアは劇場版第2弾

一方のルギアは、
劇場版ポケットモンスターの第2弾、
「幻のポケモン ルギア爆誕」のメインキャラとして、
海底から登場します。


公開前はまだ
名前すら付いていなかったので、
「X(エックス)爆誕」という仮タイトルが付けられていて、

後にテレビ番組の「おはスタ」にて、
正式に「ルギア」という名前が発表されました。


映画で使われたこともあってか、
ルギアはホウオウの約2倍くらいの人気がある
という話も聞きます。



この段階から
「空と海」というイメージはあった
んですね。

話に聞くと、
アニメ制作が始まっていた段階で
すでにゲームの続編の製作も決まっていたそうなので、

そういう意味では、
第一話のホウオウは金銀への伏線だったとも言えます。


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「水」ではなく「エスパー」タイプだった理由

「ルギア爆誕」を見てからソフトをプレイした人は、
ルギアに「水タイプ」が無かったことに
面食らった人も多かったかと思います。

僕自身も、
「え、エスパーなの?」
と疑問に思った記憶がありますから。

これも森本さんがインタビューの中で理由を答えています。

「ルギアは羽が生えて飛んでいるので、
1つは飛行タイプが決まり

もう1つは
当時は強いポケモンの象徴のエスパータイプだったため、
ルギアにも強いポケモンのイメージをつけるため
エスパーが採用されました。」


なるほど。

「あく」タイプが出てきてから、
幾ばくかエスパー対策が立てられるようにはなりましたけど、
初代の頃のエスパーの強さはホントに強かったですからね。


でも、個人的にはバトルでの強さよりも、
映画の「海の神」としてのイメージと、
ホウオウの「ほのお」タイプの対極のキャラクターとして、
「みず」タイプにした方がしっくりきて良かったですけど(^_^;)




おわりに

冒頭でも書きましたが、
ポケモンシリーズは金銀で完結する予定だったので、
これ以降のソフトは、
どこか「別のゲーム」という雰囲気も感じるのは僕だけでしょうか。

全然悪い意味で言っている訳じゃなく、
格シリーズにそれぞれの魅力があるんですけど、
より「ポケモンらしさ」を強く感じるのは、
赤緑と金銀
な感じがします。


僕は、ゲーム中で、
「スズのとう」と「うずまきじま」に行って、
それぞれの伝説のモンスターをゲットした時、

とても嬉しかった半面、
幻の象徴だったモンスターを捕まえてしまった悲しさも感じました。


それは逆を言えば、
これほど「幻想的」なポケモンは他にいないからかもしれません。

それほど魅力的なキャラクターだと思います。



ポケモン金銀2つの違いと特徴&ホウオウとルギアの技も解説

ポケモン金銀の最強パーティ6匹を考察&カビゴンが強い4つの理由

ポケモン裏話4つ(金銀編)。サカキの息子についてなど
ありがとうございます。


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カテゴリ:ポケモン  [コメント:0]

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