多いと思います。
登場シーンは多くないんですけど、
少ない場面の中に
不思議な魅力を感じました。
今回は、むくろのキャラクターの特徴について
性別や4つの特性、
さらに4つの「二面性」についてまとめました。
性別はどっちなの?
まず性別の確認ですが、これはそのまま女性です。
最初は覆面での登場で、
一人称も「オレ」なので、
始めは男だと思いますし、
女の姿が出た後も、
「ホントに女?」ってなりますよね。
女性で間違いないです。
なぜなら、作者の冨樫義博氏が、
「飛影が付き合うならどんな人だろう?」
というコンセプトで作ったキャラクターなので。
いわゆる普通の女性という感じではない訳ですが、
飛影と接していく中で、
女性的な面も色々出ていて、
魅力的です。
彼女の4つの特性
ムクロには4つの内面的特徴があります。①傷付いた少女
彼女の育ちはあまりハッピーなものではありませんでした。魔界を支配できるくらい強い存在なのに、
どこか儚い印象を受けるのは、
この過去の傷が関係しているのでしょう。
②反逆者
年に一度(誕生日近辺)、昔のトラウマを思い出して荒れたりという
部分がありましたが、
きっとそれは、
①の「傷付いた少女」を未だ癒し切れていないためでしょう。
それを癒したのが、
飛影の氷泪石(ひるいせき)だったのだから、
運命的な話です。
③孤独なリーダー
躯には、77人の直属戦士を率いるリーダー的ポジションにいる訳ですが、
それでも僕は、
彼女に「孤独さ」を感じました。
前述の通り、
飛影の恋人のイメージとして躯が生まれた訳ですが、
僕が、この2人に近しい匂いを感じました。
それは、
「一匹狼」のような生き方をしているから。
2人とも、たくさんの仲間がいるし、
頼りにもされています。
それでも、
孤独の寂しさをそっと分け合うような
緩やかな温かさを2人の間から感じるのです。
④乙女
自分と幽助が闘った時、幽助につくであろう飛影の心理に対して、
ちょっとそいつが羨ましいと言った彼女に、
ちょっと分かりづらいけど、
乙女の一面があるなーと思いました。
強さでは圧倒的に2人よりも上にいる訳で、
「お前ら俺の足もとにも及ばねえよ」
って一蹴したっていいところなのに、
そこに、強さだけでは計れない嫉妬心を抱いてるところが、
何とも言えず可愛いです(^o^)丿
4つの「二面性」
ムクロの登場シーンは決して多くはありません。セリフの量だけを考えれば、
単なるモブキャラの一人として片付けられても
おかしくない程度の露出度だったのですが、
今なお根強い人気がある理由の1つは、
印象に残る「ギャップ」があるからでしょう。
僕が感じた、
彼女の4つのギャップ(二面性)をまとめました。
①ミステリアスと素直さ
前述でも書きましたが、登場シーンは覆面姿で、
一人称は「オレ」。
あんな怪しい感じで出てきたにも関わらず、
徐々に内面を紐解いていくうちに、
こと飛影に対しては、
「素直」な彼女の一面が垣間見えます。
②美しさと醜さ
コミックス18巻で、飛影に対して見せたのは、
キレイな姿。
「女だったんかー」というツッコミと共に、
「み、右側こえー」とツッコみたくもなる、
大きな見た目のギャップ。
でも、その穏やかな表情と飛影への想い。
そして、
「今ではこの右半身はオレの誇りだ 治す気もない」という、悟りにも似たセリフから、
見た目だけでは計れない「美しさ」を感じ取れます。
③優しさと怖さ
勝負を行った飛影に対しての、意識を通じてのやり取り。
「生きろ飛影」という言葉。
氷泪石の癒しをくみ取ったようなそのやり取りに、
大きな優しさを感じる半面、
怒った時は超怖いですね。
④強さとかわいさ
最強とも言える強さは言わずもがなですが、躯に「かわいさ」を感じるのって僕だけでしょうか。
いや、そんなはずはない、
みんな感じてるはずだ<(`^´)>
嫉妬してる場面もそうですし、
強さの裏側にある心の弱さとか、
一人で立とうとしているのに、
結局誰かの手を借りているところとか、
ツンデレという表現が正しいのか分かりませんが、
大きな魅力の1つです。
まとめ
以上の推察を簡単にまとめると、・性別は女。飛影の恋人のイメージで生まれたキャラ
・内面的特性は、
「傷付いた少女・反逆者・孤独なリーダー・乙女」の4つ
・「ミステリアスと素直さ」「美しさと醜さ」
「優しさと怖さ」「強さとかわいさ」など、
色んなギャップがある
という感じです。
冨樫作品の女性キャラは、
なんとも形容しがたい独特の魅力を持った人が多いイメージ。
特に躯のこの独特な感じは、
今なお魅力的です。
浦飯幽助が、
魔界トーナメントという提案で、
黄泉の部下は相次いで辞退したにもかかわらず、
躯の直属戦士は、
78人全員が参加表明し、
特に辞退者が出たという事は書かれていません。
恐らくですけど、
この78人のうちのほとんどが、
躯を好いていたのだと思います。
(変な意味じゃなく)
本質は一匹狼のようなのに、
周りには人が集まってくる。
幽助とはまた違う
「人に好かれる才能」も感じます。
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