ハンターハンター、王とコムギの最後を考察。2人の恋愛関係について

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ハンターハンターの
王メルエムとコムギの最後について僕なりに考察しました。

彼らの愛情表現についてと、
性格や軍儀についてです。

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「愛」を知らぬ者同士の愛情表現

最後は軍儀をしながら迎えたわけですが
彼等は作中一度も「好き」「愛してる」などの
分かりやすい愛情表現の言葉を使っていません。

あんなにも強く深い好き同士なのに
それを表現するための言葉や行動のバリエーションがあまりにも少ないという
不思議な関係性のまま終わりを告げました。



逆新手=ココリコを生き返らせた?

軍儀の中で「ココリコ」という指し方がありましたが
それを一旦封印したコムギ。


でも、それをもう一度繋げる手が浮かんだのは
恐らくメルエムとの試合の中で色んな手がたくさん浮かんできた中の1つだったのでしょう。

そしてそれに対して王も逆新手をしました。
さらにコムギが逆新手返し。


あくまで1つの解釈にすぎないのですが
これは「一度消えてしまったココリコという命を彼等が生き返らせた」ということ。


つまり、人と蟻という別の種類の生き物にも関わらず
彼等は命のような存在を生みだしたということだと僕は思っています。




余談ですが
軍儀の「儀」と「蟻」って言葉、似てますよね?
へんの作りが「人」と「虫」になってるのが、考えてるなーって思います。


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コムギの「人間離れ」と「人間らしさ」のギャップ

なんで王は彼女に惹かれたのかを考えると
軍儀はものすごく「人間離れ」しているのに
すごく「人間くささ」も随所に感じられる
ところなのかな、と思います。


彼女のすごいのは
あの怖い怖い虫たちのあの環境の中で(盲目なので気付いてないんでしょうが)
人間らしく振る舞えていたという事。

普通じゃない環境で普通に振る舞える
「異常な普通力」とでもいうべき能力(ややこしい)。


護衛軍をはじめ、みんな王の事を
良くも悪くも特別視しているのに対し、
彼女はメルエムを、至って他と対等な関わり方をしていて

棋士としては自分より格下と分かっていて
それでいて決して見下しているわけではなく
彼女自身も王との対局でどんどん強くなっていく。


普段から命をかけて試合をしているので
何を言われても全くビビらない動じない。

今までにないタイプの女性に出会って
王はきっと知らぬ間に恋に落ちていたのでしょう。




終わりに

個人的には、H×Hシリーズの中で
彼らのやり取りが一番心にしみるシーンです。

あれだけ複数の伏線が張られていて
それを矛盾なくきちんと回収しながら
想像の斜め上を行く展開で、かつ大きな感動があるラスト


さすが冨樫先生と言わずにはいられない出来栄えでした。


これだけのクオリティのある作品が描けるのであれば
連載期間はもうゆっくり描いてもらって構わないと言わずにはいられません。

今後のシリーズにも期待です。


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カテゴリ:漫画  [コメント:0]

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