完全版の序盤部分と
続編の「我ハココニ在リ」まで見ると、
物語の完成を見た気持ちになれます。
今回は、それらの名言をまとめてみました。
物語を深める回想シーンの言葉
まずは完全版のオリジナル部分。完全版の映画版との違いは、
前半に、調査員がミュウの化石を探索するシーンや、
ミュウツーとアイツーのやり取りなどが足されていること。
ドラマCD「ミュウツーの誕生」ともリンクしている部分が多いです。
1天使か悪魔か、気まぐれなだけか __調査員
まずは完全版の、序盤でのセリフ。
ミュウに対して言っている言葉で、いい感じの伏線です。
薄暗い森の中で、顔の見えない調査員が言うその感じ、
すごい雰囲気が出てました。
ミュウってつかみどころのないキャラクターで、
未だにいい奴なのか悪い奴なのかはっきりしないんですよね、個人的に。
2生き物は、体が痛い時以外は涙を流さないって。
悲しみで涙を流すのは、人間だけだって。
__アイツー
3ありがとう、あなたの涙。
でも泣かないで、あなたは生きてるの。
生きているって、ね。きっと楽しい事なんだから。
__アイツー
これも完全版に収録されているやり取り。
これも、終盤の「涙」のシーンと繋がってますね。
アイツーって、序盤で少ししか登場しないキャラクターですけど、
僕はかなり印象が強いです。
幼い年齢なのに、
どこか達観しているというか、
自分の運命を受け入れているような。
ちなみに、
「アイ」という名前は、英語の「I my me」のアイからとったもの。
「自己存在」がテーマの映画なので、
ここも物語とリンクしています。
4アイ、止まらないよ、涙。
どうしたらいいんだ、答えてよ、アイ。
__ミュウツー
子供時代のミュウツーも、
幼くてかわいいですね。
子供ミュウツーの声優さんは、
おはスタで怪人ゾナーをやっていた、
森久保祥太郎さん。
エンドロールのテロップを見て、
「ゾナーじゃん!!」
と思った奴は俺だけじゃないはず。
完全版に収録されている部分はここまで。
本編の台詞も入れると長くなったので、
本編の名言集はこちらの記事にまとめました。
よかったら読んで下さい。
「我ハココニ在リ」の言葉9個
続いて、我ココの名言を9つほど紹介。1この湖は、今まで見たどの湖よりも美しい。
だが私に、この湖を美しいと感じる資格があるのか。
__ミュウツー
2本物であろうとなかろうと、あそこで光っている月は美しい。
違いますか?
なるほど、たしかに。
__ニャース・ミュウツー
3太陽の光を反射する月は、夜でなければ輝けぬ。
太陽の輝く世界は、この星で生まれた本物の生き物の世界だ。
我々コピーは彼等の影であり、
影のように生きるしか、生きる場所はない。
__ミュウツー
我ココでも、自己存在に対して悩んでいるミュウツーさん。
ニャースの「月は丸い」「月は美しい」という、
ふんわりした会話に対しても、
理知的に返す言葉。
なかなか考えさせられます。
4なぜ、僕等は影でなければならないんだ。
僕は知っている、この湖の外には、広い世界がある。
__コピーピカチュウ(翻訳ニャース)
逆襲でもそうでしたが、
コピーのピカチュウは攻撃的な性格ですね。
対するサトシのピカチュウは、
彼に対してどこまでも温和な感じ。
自分と同じような存在に相対して、
自己存在の不確かさを感じているのかもしれません。
5オレが助けたいのは、今こいつなんだ。
こいつの命なんだ!
__サトシ
傷だらけになったミュウツーを背負って、
ピュアズロックの源泉の場所に行き、
水質調査に来たペニシリーナの言葉をはねのけるように言ったセリフ。
難しい問題を抱えて悩んでいるミュウツー達に対し、
「目の前の仲間を助けたい」というシンプルな答えを出すサトシ。
ハンターハンターの主人公ゴンとか、
そういう真っ直ぐ系の主人公が個人的に好きです(^o^)
6私は誰だ?
私は少なくとも、この星に生きていい生き物だ!
__ミュウツー
7本物であろうとコピーであろうと、
自分が何者なのか忘れていいはずはない。
お前達には、この星のどこででも生きていける資格がある。
みんな、世界へ出ていくがいい。羽ばたくがいい。
__ミュウツー
6は、ピュアズロックに浸かり、
少しずつ力を取り戻そうとしているミュウツーの心の声。
7は我ココおよび、このミュウツーシリーズの終盤で、
サトシやカスミ、タケシ達と話して出した結論部分。
明確な答えは出ていないですけど、
2つとも「答えのようなもの」を感じられる名言です。
8今、誰だか知らないけど、どっかに誰かいるような気が。
そう、あれは多分、ミュウツー!
__サトシ
9その後、大都会のどこかに、
不思議なポケモンが住んでいるという、都市伝説が囁かれるようになった。
だが、その実体を知る者は、誰もいない。
__ナレーション(オーキド博士)
「逆襲シリーズ」の一番ラストの台詞です。
大都会の中で、隠れて生きてくってカッコいいな。
きっとその能力を使って、
そっと街の人々を助けてるんだろうな、とか、
色々想像を掻き立てられるような終わり方です。
おわりに
「逆襲シリーズ」を全編通してみると、子供向け作品とは思えないくらい深く考えるべきテーマがあり、
もっと見たいなーという気持ちになります。
ミュウもミュウツーも、
別のポケモン映画で登場してはいますが、
話は繋がっていないですし、脚本家の人も違うので、
これで終わりなんですけど。
まだ全編見ていない人は、
ほとんどのGEOとツタヤにおいてあるので、
是非レンタルして観てください。
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以上です。
読んでくれてありがとうございます。
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