今回は、小学校5~6年生までに習う理科の問題を、
4択形式で8問、選択無しの問題を2問、
合計10問出題します。
(地域差によって、習ってなかったり、中学から習ったものも含まれてるかも知れません。
ご了承ください)
理科の授業や実験が好きだった方も嫌いだった方も、昔を思い出す感覚で解いてみてください。
4択問題8問
まずは4択形式の問題から。Q1 温度
次のうちで温度計のはかり方で、「間違っている」のはどれ?
①地面から1.2~1.5Mくらいの高さではかる
②直射日光が当たらないようにする
③芝生の地面からある程度離してはかる
④風のない場所で測る
答え
④風のない場所ではかる
風通しが良くないと、
空気がこもってしまうリスクがあるため、
あえて風通しのよさが重視されます。
芝生やアスファルトの近くだったり、日航のある場所だと、温度が変わってしまうことがあるので、
それらを避けてはかります。
小学校の外のどこかに
「百葉箱」という白い箱があったかと思いますが、
あの中には温度計が入っているので、少々高く、直射日光が当たらない風の通る設計になっているのです。
小学校の頃は「この箱って何が入ってるんだろう?」と、妙な好奇心をくすぐられたものですが、理科の授業で使うためのものだったんですね。
Q2 化石
次のうちで「化石」として正しくないものはどれ?
①恐竜の足跡の化石
②木の葉の化石
③砂浜の波の後の化石
④カニが住んでいた穴の化石
答え
③砂浜の波の後の化石
化石とは、
生物のし骸や、生物が住んでいた痕跡が形として残っているものを指します。
「砂浜の波」は生物がいたか確認できないものなので、
化石としては除外されます。
例えば、ポケモンには化石から生まれる設定のポケモンがいたりするので、
子供の頃は「化石=生き物」みたいな感覚が僕はあったので、
一見するとどれも化石っぽいけど化石じゃないような気もするのですが、それだけが化石の定義ではなかったんですね。
Q3 生物
大昔、地球上の生物の多くが、海の中で生活していた理由は?①地上に食べれるものが少なかった
②地上は酸素が少なかった
③地上は寒すぎた
④地上は暑すぎた
答え
②酸素が少なかった
大昔の地球は、そもそも酸素が存在していませんでした。
しかし、地上に植物が増えたため、
光合成により酸素が発生したのです。
また、オゾン層も今より薄かったため、紫外線の影響で生物は外に出られませんでしたが、
それも酸素量が増えることでオゾン層が厚くなり、紫外線の量が減ったのです。
宇宙の惑星の中で、人間が生きれる環境にある星の方が圧倒的に少数です。
恐竜でさえ寒さで絶滅してしまったわけで、
子供心に、今こうして生きてるのって奇跡みたいなものなのか、と授業を受けながら感じたものです。
Q4 化学
次のうち「石灰水」の実験として正しいのはどれ?
①二酸化炭素を混ぜて振っても、色も状態も変わらない
②青のリトマス氏をつけると赤になる
③蒸発させると白いものが残る
④鉄を入れると気泡が出る
答え
③蒸発させると白いものが残る
蒸発させれば白いもの(水酸化カルシウム)が残るのです。
石灰水とは、下に沈殿物がある液体で、二酸化炭素を入れて振ると白く濁ります。
また、アルカリ性なので、赤のリトマス氏を青に変える性質があり、
炭酸水ではないので、鉄に反応して気泡を出すことはありません。
ほとんどの人が、石灰水って理科の授業で知った液体だと思います。
大人になってから石灰水を使う人ってほとんどいませんし、
なんか理科で使った気がするなー、というものではないでしょうか(笑)
Q5 化学
次のうちで「酸素が発生」するのはどれ?
①二酸化マンガンにオキシドールを加える
②アンモニア水とフェノールフタレインを混ぜて加熱する
③ビーカーに燃えたろうそくを入れた後、石灰水を加える
④塩酸の入ったビーカーにアルミニウムを入れる
答え
①二酸化マンガンにオキシドールを加える
オキシドールとは過酸化水素水のことで、
(小学校では習いませんが)
化学式は「H2O2」。
これが二酸化マンガンとの反応で分解されるため、
酸素(O2)が発生するのです。
アンモニア水とフェノールフタレインを混ぜて加熱すると、
赤っぽい色になって噴水のような状態になり、
ビーカーにろうそくを入れると発生するのは二酸化炭素で、
石灰水は二酸化炭素が存在してるかどうか確かめるために入れます。
塩酸にアルミニウムを入れると、
アルミニウムが別のものに変化するという実験でした。
地域差はあると思いますが、
多くの人は小学生時代にこれらの実験をやったり、
テストで解いた問題です。
アンモニア水や塩酸などは、
理科で知った液体という人も多いはず。
他のお馴染みの液体と言ったら
ヨウ素液やミョウバンなどもありましたね。
Q6 地学
「月」はどう動いてるように見える?①東から西に動く
②西から東に動く
③満月か半月かによって動きが変わる
④季節によって動きが変わる
答え
①東から西に動く
太陽が東から西に動くのと同じように月も動きます。
特にイレギュラーな動きをすることはありません。
日食や月食などの現象もあるので、時々は変な動きをしそうなものですが(笑)
実際は太陽と一緒です。
太陽が東から西に動くのはメジャーですが、
月の動きは案外落とし穴だったりします。
Q7 天気
次のうちで晴れた日の午後2時に、同じ棒を同じ場所にさした時、
棒の影が一番長くなる日は?
①春分
②夏至
③秋分
④冬至
答え
④冬至
冬至は、夜が一番長い日。
逆を言えば、昼が一番短い日です。
太陽が沈む早さも一番早いため、
一番斜めからさす冬至の日が、一番影を長くします。
冬は日が出てる時間が短いので、小学校の頃はこういう問題に引っかかったものです。
「かげふみ」などの遊びをしたのは、僕は夏でしたし。
午後2時という時間がキーですね。
Q8 電気と磁力
エナメル線を巻いた鉄を通して電池をつなぎ、磁石の働きを見ました。エナメル線を100回巻いたものに比べ、200回巻いたものはどうなる?
①電流の大きさ・磁石の大きさが大きくなる
②電流の大きさが大きくなり、磁力は変わらない
③電流は変わらず、磁石だけ強くなる
④どちらも変わらない
答え
③電流は変わらず、磁石だけ強くなる
電流を大きくするには、電池の数を多くしなければ大きくはなりませんから関係ないのです。
エナメル線は磁石が強くなるためのものなので
あ③が正解になります。
僕の学校では、エナメル線を使って、各自モーターを製作する授業をやりました。
僕は不器用だったので、何度やってもモーターが回らず、
これはどうやってやれば???状態が何時間か続いた悲しい思い出があります(笑)
選択無しの問題
理科のテストでは「理由を書きなさい」という問題が出ていたので、そんな問題も2つほど出してみます。
Q9 水の性質
冷たい水をガラスコップに入れると水滴がつきます。その理由は?
答え
コップの周りの空気が冷やされて、水蒸気が水滴になるから。
水は温度によって、水蒸気や氷になります。
その知識の応用問題として、こういった問題が出るのです。
僕の学校では、小学3年生の時にこれを解いた記憶があります。
温度によって状態が変わることは知っていたのですが、
どう応用すればよいのかわからず、
「コップにヒビが入っていたから」とありきたりなマヌケ回答をしたことを覚えています。
Q10 気温
晴れた日の最高気温は、午後2時前後になりやすいのですが、その理由は?
答え
地面が12時ごろに温まり、それが時間差で空気に伝わるから
普通に考えれば、正午の12時に一番暑くなりそうなものですが、
空気中に伝わるには時間差が生じるため、こうなるんですね。
たしかに、体験から考えれば、
昼休みに外のアスファルトに触ったとき、夏はビックリするほど熱があって、
これは裸足じゃ歩けない!と思ったことを覚えています。
(裸足で歩く理由もないけど)
ただ、それが空気に伝わるまで時間がかかる、なんて発想は出ませんけどね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。義務教育の時代、それなりに勉強をしていた人にはきっと、こんな問題あったなーと思いながらさらっと解けたかもしれません。
過去の記憶があまりない人は、初めて見るような問題だったでしょうか。
過去にやったことを思い返すことで、
理科の先生やクラスメイトのこと、そして過去の自分も思い出したりして、結構楽しいものです。
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